レーザーカットしています。
ステンレス鋼板の厚みは
0.1ミリから16ミリまで切断を行っています。
8ミリ以上の厚みの板を切断する場合
機械の調整が微妙に狂うと
板の裏面にこのようなバリがでます。

通称「サメの歯」と呼んでいます。
レーザー切断時に、溶けた金属が
窒素ガスの風圧で除去されきれずに
板の裏面に付着してしまったものです。
このサメの歯、結構硬いので
取り除くのに結構苦労します。
いままでは、グラインダーで削っていました。
サメの歯は硬いので、グラインダーに力をいれて
押し付けてこするので、結構な重労働です。
また、グラインダーの刃が板の表面を削りすぎて
見た目も美しくありません。
なにか、解決策ないかなーと考えていたら
「どて市」(機械工具商社 山善 主催の展示即売会)にて
こんな、工具を発見

日東工器製のベベラーです。
本来は、鋼材の角の直角部分の角を落として
面取りをする工具です。
これを、サメの歯 除去に使えないかと思い。
テスト機をお借りして試してみました。
早速、社内にあったスクラップを削ります。

うーん、もうひとつ

粗くは削れましたが、仕上げに一度グラインダーをかけないといけない。
ベベラーだけでサメの歯を除去できないか?
この花びらみたいなお皿の部分を回して上下させ

刃が当たる大きさを調整します。
出しすぎると、面が取れすぎますし。
引っ込めすぎると、バリが取れません。
この調整が難しい
使っているうちに、刃が欠けて
バリに当たらなくなるし、刃をどれだけだすかの
調整が微妙
このへんを、もう少しカイゼンしないと
いけないなあ
簡単に、刃の出具合を合わせるやりかたを
みつけないといけないです。
貸し出し期間がもう少しあるので
さらにチャレンジします。
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