ブラックレンズ
2007年 08月 16日
当然レーザー加工機を使用しているのですが
このレーザー加工機の重要な部品に
レンズがあります。
これが、レンズです。

袋に入っていてわかりにくいので
パッケージの写真

カルロス・サンタナもびっくりの「BLACK MAGIC」 ロゴ入り
レーザーテックが使っている。
トルンプのL3030という機種には
基本的に2種類のレンズを使います。
焦点距離が5インチ用のレンズと
7.5インチ用のレンズです。
それぞれ、切断する板の厚みによって使い分けます。
これが加工ヘッド

この中にレンズがセットされています。
レーザーテックでは、厚板切断用の7.5インチレンズは
純正レンズではなく、イスラエルのオフィール社の
ブラックレンズを使用しています。
レンズは黄色の半透明なのですがブラックレンズは
名前の通り、黒いレンズです。
レンズに特殊なコーティングがしてあるらしく
汚れがつきにくく、耐久性がいいらしい
また、イスラエルは研磨の技術も優れているらしく(ホンマかいな?)
ガス圧が20%ダウン もしくは切断速度が20%アップするらしい
レーザーテックでは、耐久性の向上を評価して
ブラックレンズを使用しています。
ブラックレンズを使っていると、少し交換の頻度が長くなったような気がします。
欠点として、少し割高なこと、
純正レンズに対して1万円ほど高い。
また位置決め用の赤い色の可視レーザー(HeNe)を通さないので
可視レーザーと切断用のレーザービームが、ひとつの加工ノズルからでるタイプの
(三菱 アマダなど)
レーザー加工機を使用している場合は、
可視レーザーがレンズで吸収されて見えなくなるので、
ノズルと切断場所の関係が目視で確認しにくくなるので使いにくいとおもう。
トルンプは切断用のビームと位置決め用の赤いビームは
別のところからでるので、

その点はブラックレンズを使っても全く問題ありません。
可視ビームが加工レンズを通って出るタイプは、ブラックレンズで吸収されてしまって
赤いブームが見えなくなります。
、
同じような製品を加工しているところは、ツボにはまれば切断速度がアップして効果あるかもしれませんが
レーザーテックのようにいろんな製品を切る場合は効果が分かりづらいですね。
ということでレーザーテックでは、長期間つかえるということを評価して、ブラックレンズを使用しています。
ちなみにブラックレンズは、ここから購入しています。
レーザーテックのホームページはこちら
