やめる技術
2007年 04月 25日
カイゼンの3大キーワードには
「やめる」
「へらす」
「かえる」があります。
とくに、なにかカイゼンしたい事が出てきた場合
まず、その仕事をやめれないか?と考えます。
やめれない場合は、じゃあ量や回数を減らせないか を考えます。
へらせもしなっかったら、やり方をかえれないか?と
順番に考えていくと、カイゼンのアイデアをうかべやすい。
何か、カイゼンしたい事が合った場合は、このキーワードの順に
解決策を探ってください。
では、「やめる」のカイゼン
レーザーテックでは、受注後すぐにコンピュータに受注入力し
加工指示書を発行します。
この加工指示書を元に、製造部門がレーザー切断を行います。
切断終了後、加工指示書(以下 指示書)は事務所に帰ってきます。
現在は、加工指示書はリドック(パソコンでの文書管理システム)で管理していますが
以前は、受注番号順にファイリングしていました。
番号順にファイリングするので、バラバラに保管すると
あとで番号順に並べ変えるのが大変でした。
番号順に並べ変えやすいように
10の位毎に分類して書類入れに保管しています。
これで、1週間に一度くらいの割合でこのように
ファイリングしていました。
この受注番号の下2桁目をあわせて分類する
ただ、現在はリドックで指示書は管理しているので、
10の位毎に、分類する必要がありません。
で、この10の位毎に指示書分類をやめました。
このように、書類入れをひとつにしてドサッとひとまとめに置くだけにしました。
これで、一日の作業終了後に指示書を分類していた2~3分の作業がなくなりました。
「やめる」のカイゼンです。
このように、「昔からこうしていたからやっている」といった作業も
よくよく考えてみると「意味ないじゃん」ということがあります。
たまには、自分の作業の棚卸しをして再検討するのもいいのではと思います。
昔から引き続いてやっている作業って会社の偉いさんや先輩が決めた作業なので
それを「意味ないじゃん」というのは勇気がいりますが、
昔と今では、職場の環境、仕事の内容、得意先の要求など
たくさん変わっているところがあるはずです。
昔のベストは、今のベストではないということです。
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