FDM方式vs光造形方式!3Dプリンター2大方式のメリット・デメリットと選び方まとめ
2026年 06月 15日
3Dプリンターにはいくつか種類がありますが、個人向けや試作用として特によく使われるのが「FDM方式」と「光造形方式」の2つです。今回は、これら2つの仕組みや得意・不得意なことを分かりやすく解説します。
1. FDM方式(熱溶解積層方式)
熱で溶かしたプラスチック(樹脂)を、ホイップクリームのように細く絞り出しながら積み重ねていく、最も一般的な方式です。
【メリット・特徴】
- 使える素材(樹脂)の種類が豊富で、衝撃に強いタフな部品を作ることができます。
- 材料費が比較的安く、印刷後の片付けや後処理の手間が少ないため手軽に扱えます。
【デメリット・向いていないもの】
- 素材を積み重ねた跡(積層痕)が目立ちやすく、細かな文字や超精密な造形には向きません。
【向いている品物】
ある程度の大きさがある治具(じぐ)、頑丈な機械部品、デザインや形状を確認するためのラフな試作品など。
2. 光造形方式(SLA/DLP/LCD)
液体状の紫外線硬化樹脂(レジン)にレーザーなどの光を当てて、1層ずつカチカチに固めていく方式です。
【メリット・特徴】
- 積層痕がほとんど目立たず、非常に滑らかで超高精度な仕上がりになります。
- 目で見えないほどの細かなディテールや、複雑な曲面もリアルに再現できます。
【デメリット・向いていないもの】
- 素材(レジン)の特性上、直射日光(紫外線)に当たり続けると劣化しやすく、衝撃で割れやすい傾向があります。
- 印刷後にアルコールなどで洗浄し、再度光を当てて完全に固める(二次硬化)という手作業の手間がかかります。
【向いている品物】
非常に繊細な造形が求められるフィギュアや模型、宝飾品のデザインサンプル、細かな精密外観パーツなど。
💡 選び方のまとめ
「頑丈さや扱いやすさを重視するならFDM方式」、「見た目の美しさや超精密さを重視するなら光造形方式」と、作りたいものの目的や用途に合わせて選ぶのがベストです。
