アルミ縞板のレーザー切断|「三重苦」の難題を解決した鋼材屋様からのSOS
2026年 03月 11日

「どこに聞いても、アルミのレーザーは断られてしまって……」

先日、関西地方のある鋼材屋様から、切実なご相談をいただきました。
その内容は、レーザー加工業者から見ればまさに**「三重苦」**とも言える、非常に難易度の高いリクエストでした。
1. レーザー泣かせの「アルミ」
第一のハードルは、素材が「アルミ」であること。アルミは光の反射率が高いため、レーザー光を跳ね返して発振器を痛めてしまうリスクがあります。また、熱伝導率が高いため、切断部分が溶けやすく、美しい断面を出すのが非常に難しい素材です。
2. センサーが狂う「縞板(チェッカープレート)」
第二のハードルは、表面に凸凹がある「縞板」であること。
最新のレーザー機は、ノズルと板の距離をセンサーで自動調整しますが、
縞板の「山」と「谷」でセンサーが過剰に反応し、加工がストップしたり、ノズルが衝突したりするトラブルが頻発します。
多くの加工屋さんが「縞板のレーザーはやりたくない」と言うのは、このためです。
3. 最難関「図面なし・現物からの採寸」
そして最大の難関が、**「データ(図面)がなく、現物しかない」**という点でした。レーザー加工には通常、CADデータ(DXF等)が必須です。
しかし今回は、古い現物パーツを持ち込み、そこから形状を写し取ってデータ化し、同じものを再現しなければなりませんでした。
「ネットで探して、ようやく見つけた」
ご依頼主様は、地元の加工業者を何軒も当たったものの、
上記の理由から「アルミは無理」「縞板はセンサーが通らない」「図面がないと受けられない」と、ことごとく断られたそうです。
困り果ててインターネットを叩き、**「ここならやってくれるかもしれない」**と、弊社を見つけてくださいました。
弊社の解決アプローチ
期待に応えるべく、弊社では以下のステップで対応いたしました。
現物のデジタル化: 熟練スタッフが現物を精密に測定。摩耗した角や歪みを補正しながら、CADデータへと正確にトレースしました。
縞板専用のレーザー設定: センサーの感度を微調整し、アルミの反射を抑える加工条件をセット。縞板特有の凹凸を乗り越え、滑らかな切断面を実現しました。
スピード対応: 鋼材屋様、そしてその先のお客様をお待たせしないよう、データ作成から切断まで一気通貫で行いました。
加工を終えて
製品をお渡しした際、お客様の**「やっと引き受けてくれるところが見つかって、本当にホッとしました」**という安堵の表情が非常に印象的でした。
「素材が難しい」「縞板はできない」「図面がない」そんな理由で他社に断られた案件こそ、私たちの技術の使いどころです。
お困りの際は、まずは一度ご相談ください。現物持ち込み、大歓迎です。
今回の加工データ
素材: アルミ縞板(A5052等)
工法: ファイバーレーザー切断(現物採寸・データ作成含む)
地域: 関西地方(鋼材販売店様より)
最短24時間出荷のアルミ専門レーザー工場のホームページはこちら
http://alumi-laser.com/
