難形状も対応可能―分割による曲げ加工の実例
2026年 02月 27日
今回ご紹介するのは、六面体形状の曲げ加工事例です。一見するとシンプルな箱形状ですが、このまま一体で曲げ加工を行うと、ワークがベンダー(曲げ機)本体に干渉してしまい、物理的に加工ができない形状でした。
特に立ち上がり部分が高い構造では、曲げ順序を工夫しても金型やフレームに接触してしまいます。そのため通常の加工方法では対応が難しい案件でした。
そこで弊社では発想を転換し、製品を2分割構造として加工する方法をご提案しました。それぞれを最適な順序で曲げ加工した後に組み合わせることで、本来の六面体形状を実現しています。

分割加工を行うことで、次のようなメリットがあります。
- 機械干渉の回避
- 精度を維持した曲げ加工が可能
- 難形状でも製作対応できる設計自由度
- 加工順序の最適化による品質安定
「この形状は曲げられない」と判断されがちな製品でも、分割構造や加工工程の見直しによって実現できるケースは少なくありません。曲げ加工の可否は形状だけで決まるものではなく、加工方法の工夫次第で可能性は広がります。
難易度の高い形状や干渉の懸念がある製品でも、まずは図面をご相談ください。最適な加工方法をご提案いたします。
