【舞台裏】過去一スリリングな緊急出荷！展示会を救うアルミ板、タイムリミットは今日の18時半！
2025年 10月 10日
「週末の展示会で使うアルミの板が、どうしても今日必要なんです！」
一本の電話が鳴ったのは、金曜日の午後15時20分。
時計の針がもうすぐ定時を指そうかという、穏やかな午後の空気を切り裂くような、緊迫したご依頼でした。
始まりは一本の電話から
お話を伺うと、週末、土曜日からの展示会で使用する展示台に、どうしてもアルミの板が必要とのこと。
「明日出荷であれば、なんとか対応できます」
そうお答えしたところ、お客様の状況はさらに切迫していました。
「ありがとうございます！でも、なんとか今日出荷していただくことはできませんか…？」
時刻は15時50分。
今日出荷するとなると、通常の業務フローでは到底間に合いません。
残業はもちろん、全ての工程を最優先で変更し、完成品を自らトラックに積んで、宅急便の営業所まで持ち込む必要があります。
正直、かなり綱渡りな状況です。
しかし、お客様の「追加料金がかかってもいいので、今日発送してほしい」という強いご要望に、私たちの心も決まりました。
「わかりました。なんとか、やってみます！」
怒涛のタイムリミット・ミッション
お客様の覚悟に応えるべく、私たちもフルスロットルで動き出します。
16:20急いで作成したクレジットカード決済用のメールをお送りし、お客様が即座に決済を完了。
この瞬間、ミッションが正式にスタートしました。16:20〜18:00受注データを入力し、急いで加工用のプログラムを作成。
そして、アルミ板を切断していきます。工場内には心地よい緊張感が張り詰め、スタッフ一丸となって作業を進めます。18:00切断完了！完璧な仕上がりのアルミ板が、出荷を待っています。
18:30梱包を済ませた製品を車に積み込み、宅急便の最終受付に間に合わせるため営業所へ。
無事、荷物の引き渡しが完了しました。
安堵のため息と同時に、とてつもない達成感が込み上げてきました。
今まで数々の短納期に対応してきましたが、間違いなく1、2を争うスリリングな案件でした。
特急料金に込めた「覚悟」
今回、お客様にご了承いただいた特急料金は3万円。
これには、単なるスピード対応以上の意味が込められています。
残業相当と宅急便持ち込み料
通常工程を急遽変更するための調整費用
そして、万が一の時の「覚悟代」
この「覚悟代」とは、もしもの事態（交通事情や不測のトラブル）が起きた場合、
私たちが新幹線に飛び乗ってでも直接お届けするという、絶対にお客様の元へ製品を届けるという固い決意の証です。
お客様の大切なビジネスを成功させるために、私たちは持てる技術と情熱の全てを注ぎます。
どんなに困難なご依頼でも、まずは一度ご相談ください。あなたの「なんとかして！」に、私たちは全力で応えます。
