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レーザー加工や社内での活動のことなどを、土日以外更新しています。


by tarolin.
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SUS304 6ミリ 両面鏡面研磨

お客様から、両面を鏡面研磨したレーザー切断品が欲しいとの依頼がありました。


今回は、両面ともキズなしで加工して欲しいとの依頼です。

通常は、レーザー加工機の特性上、裏にキズが少しついてしまうのですが
今回は、まったくキズなしで切断して欲しいとのこと。

そこで、

木の板を製品より 少し小さく切断して(こちらはお客さんからの支給)
パレットに載せて、その上に 研磨した板を乗せて切断するという作戦にしました。


SUS304 6ミリ 両面鏡面研磨_d0085634_11484118.jpg

まず、木の板をパレットに乗せて 位置関係を確認

SUS304 6ミリ 両面鏡面研磨_d0085634_11484554.jpg


一応、鏡面に直接触れる部分なので、木の板にもSPV(保護ビニール)を貼ります。

鏡面の板を乗せて、いざ切断
当然、下に厚さ9ミリの板を敷いているので、パレットから浮いて キズがつかない状態です。

SUS304 6ミリ 両面鏡面研磨_d0085634_11485237.jpg

切断開始、完璧な鏡面 加工ヘッドが 上下対称写っています。

SUS304 6ミリ 両面鏡面研磨_d0085634_11485597.jpg

切断後も、板の上に、プチプチを乗せて、キズがつかないように細心の注意を払って
パレットチェンジ

SUS304 6ミリ 両面鏡面研磨_d0085634_1149223.jpg

これが抜きカスです。
製品もキズなしで綺麗にキレました。

SUS304 6ミリ 両面鏡面研磨_d0085634_11498100.jpg

最後 製品にSPVを両面に貼り 完成


今回は、下の木の位置と 製品の位置を合わせるのに 少し困りました。

いままでは、頭の中では、こうしたらキズなしで切れるだろうな と考えていましたが
今回 お仕事の依頼いただいて、貴重な経験をさせていただきました。






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Commented by 衣川シャーリング at 2012-01-30 15:35 x
鋼板への傷つき、やっかいです。 ないに越したことはないと思いますが、すべての切断において完全になくすのはたいへんです。 片面までであれば取り扱いさえ慎重にすればなんとかなりますが。

当方では、SUS定尺板(含む使い掛け)から少量切断する時は、不要に傷つかないように薄いバン木を敷いたままパレットに載せて切ります。 そうすれば乗せ降ろしのときに不要に傷がつくのを防げます。

そこで疑問。 トルンプレーザーでは(よそでも一緒と予想しますが)、ハイトセンサーにより鋼板とカッティングノズルとの隙間が制御されますが、これは鋼板を機械側にアースさせてあることで成立するものと思っています。 ところが、上述のようにバン木の上に置いて、鋼板が機械と接していなくてもセンサーがうまく働くんですよね。 今回のレーザーテックさんの場合もそうだったんじゃないかと思います。 でも、例えば、バン木に直接、DIASキャリブレーションしようとすると、ばっちり小さなドーナツ型(つまり、ノズル先端形状)の押し跡がついて失敗します。 なぜだろう???
Commented by tarolin. at 2012-01-31 10:44
そうですね。センサーのことまでは、考えていなかったです。
金属なら、センサーが効くと思っていました。

確かに、通電しないものなら、ドーナツがくっきりつきますもんね


両面研磨たしかに、難しいですね。
キズがどこまで許されるかって、人それぞれですもんね

by tarolin. | 2012-01-30 11:59 | ステンレスレーザー | Trackback | Comments(2)