きっちり切断、良いことだらけ
2009年 08月 27日
お客様から、100枚注文を頂いたら 注文の枚数通り100枚
納品します。
あたりまえですね
しかし、少し前のレーザーテックでは納品するのは100枚でも
実際は102枚とか 105枚とか切断していました。
切断中の不良を見越して、多めに切っていたのですね。
これはこれで、たとえ切断中に失敗しても切り直さなくてもよく
余分に切り過ぎたものを充当すればいいので
楽 ちゅうたら楽ですね。
ただ、この考えが一人歩きして
数枚の注文でも余分に切ったり(1枚の注文に対し、2枚切断なんてこともありました。)
多めに切るのが、完全に仕事に組み込まれてました。
うーん、ムダですね。
これが常態化すると
製品が余って机の上に転がっていてても、誰も気にしなくなります。
だって、工場の中のいたるところに、余った製品が散らばっているのですから
その状態が普通になってしまって、誰も余った製品に対し無関心になります。
実際に、これが問題になったこともありました。
3枚の注文に対し、納入したのが2枚しかないとのクレームをいただきました。
原因を探っていて、工場からの回答が
「余ってると思って、捨てたかもしれない」
余った製品を捨てるのが、あたりまえになっていたのですね。
製品もお金と変わりません。お金を捨てても異常と感じない
異常な状態になっていたのですね。
大問題です。
これを機会に
切断は、注文の枚数 と同数を切断するように
会社のルールとして決めました。
あたりまえといったら、あたりまえですね。
これで、製品を梱包して余りがでてきたら 梱包した中身が足りない。
検品して数が足りなかったら、工場内のどこかに絶対あるから
徹底的に探し出す。と行動がストレートになりました。
加工を失敗したときには、またプログラムをつくらないといけないのが
ちょっと、面倒ですが、
その面倒以上に、数をぴったりで切るメリットの方が大きいと思います。
数をピッタリ切るメリット
余った製品を捨てに行かなくてすむ
製品が余っても、余ってる理由を聞きに行かなくてよい
余計なものを切らないので、切断コストがいらない
失敗したら面倒なので、失敗しないように切断に集中できる
余った製品を在庫しとこうか、どうしようかと悩まなくてすむ
デメリット
万が一失敗したら、きり直さないといけない
ね、メリットのほうが多いでしょ
レーザーテックのホームページはこちら
レーザーマーキングのホームページは>こちら
メリットの中に、「数をピッタリに切るためにはどうすればいいかと考え、カイゼンが進む」というのが最大のメリットと思っています。
しかし、レーザー切断で不要なカットをなくすのは並大抵のことではないように思えます・・・レーザー一年生・・・
数をピッタリ切るのって勇気がいりますよね。
今は、時間があるので、コストダウン優先で
ピッタシの数で、切ってます。
切断失敗ってめったにないので、こちらのほうが
いいと思ってますよ。