ZAM
2009年 03月 04日
先日は、日新製鋼 の 「ZAM」を切断しました。
メッキに亜鉛とアルミとマグネシウムが含まれている
溶融メッキ鋼板ですね。亜鉛 アルミ マグネシウムの頭文字を取って「ZAM」
はじめ材料込みでの注文だったが、ZAM材なかなか入手困難
新日鉄のZAM相当品スーパーダイマなら手に入るとのことなのだが
お客様から、それなら支給するわとの返事
で、結局支給材に
支給材が入荷して、板を見てみると結構ピカピカ
ドブ付けメッキみたいに、ねっちょりとメッキがついているように見えました。
あんまり、メッキ鋼板を切る機会がないので
うまく切れるか、少々不安
おそるおそる1枚目切断
取り出して、切断の具合を見る ノープロブレム 問題なし
クリーンカットで切断しているためか、切断面も普通のSS400を切るよりもきれいでピカピカ
うまく切れずに、切断面がドロドロになったらどうしようかと思っていましたが
杞憂に終わりました。よかったですぅ。
レーザーテックのホームページはこちら
レーザーマーキングのホームページは>こちら
弊社のレーザー機は、搬入から1ヶ月を過ぎて、ぼちぼちと言うことを聞いてくれるようになってきた気がします。宣伝もかねて地元の経済新聞に寄稿しております。次のURLの2月21日分に載っております。
[http://www.r-keizai.com/]
さて、世界を含め、景気が大変な状況ではありますが、『機械が仕事を呼ぶ』のごとく、『こんなん切れへんか?」という"困難"な課題を持ってこられるお客さんがちらほら・・・従来は鉄ばかり扱っていたので在庫を持たないSUS304、変わったところではSUS444、SUP11A(ばね鋼)など。 ばね鋼についてはトルンプカスタマーサービスのアドバイスによりSUS条件を使いました。いずれにしてもT2D-****の初期値を使いました。
ブログにもありましたように支給材の場合、の~んびり条件出しをしている場合でもないと思いますが、どのようになさっていますか? 客先によってはトライ分材料使用を認めてくださるので助かっています。 週末はSPCCが入荷します。さて、板厚どおりのSSの条件で切れるかしら・・・???
順調にレーザー稼動してそうですね。よかったです。
http://www.r-keizai.com/]
なぜか、アクセスできませんでした。???残念
特殊な材料も切断されているのですね
いままで切ったことがない材質でも、厚みが6ミリ以下なら
標準の条件で切れますよ。
お客様には、初めての材料の場合は、正直にその旨を伝え
テストカットをさせてもらうようにしています。
テストカットできない場合は、失敗したらゴメンねと言います。
週末SPCC(鉄の冷延ですよね)なら、全くノープロブレムで切断できますよ。
SPCC(ミガキ材切断)は、無事完了しました。6mm、9mmでしたが、普段の黒皮(SPHC材)では、呼称6mmといいながら5.8mm程度しかなく、これで条件出ししていたので微妙に調整しました。まだ、ガス圧を下げるとこうなる、ノズルスタンドオフを上げるとこうなる、といった感覚がない中なので時間がかかります・・・
特殊な材質の件、同じバネ鋼で12.5mmというのを預かってきてしまいました・・・メーカーに相談しようと思っています。
URLの件、すべて半角文字にすると『勝手にリンク貼るな!』という警告が出たので”http”のところを全角にしてあります。簡単なスペルなので直接URLウィンドウに書いてみてください。お手数掛けます。
それからそれから、今日、お客さんからバネ鋼を窒素で切った断面を見てS45Cのような調質材でもほとんど"焼き"が入っていないのではないか?という意見をいただきました。確かにSUSの切断面を見ると焼けた跡がほとんどないようですからS45C材でも問題ないと言えそうです。お客さんと協力してノウハウをつみたいと思います。
バネ鋼の12.5ミリですか、ちょっと厚いですね。
バネ鋼って、薄いものしかないと思っていました。
切れるとは、思いますが、普通のSS材と比べて、
切断面が粗くなるような気がします。